[栽培日記 Season2]
9月 脅威!台風18号
あれは忘れもしません。9月9日の深夜。携帯電話がけたたましく鳴りました。それは日光市に大雨特別警報が発せられ「ただちに命を守る行動をとってください」との知らせでした。
他の方の畑ですが
大変な事態に(涙)
降り始めからの総雨量が650㎜を超え、これまでに経験した事がない記録的な大雨になりました。平年では9月の一カ月間の総雨量が400㎜程度らしいので、たった3日間で一カ月分を軽く上回ってしまったという事になります。冠水した道路や土砂崩れを目の当たりにし、この世の終わりかと思った事を覚えています。この大雨災害により、栃木県の農産物及び農業施設の被害額だけで、およそ22億円くらいになるとか。すごい(汗)。
なんとっ!芋が露出!
いや〜ん♡チラ見せ(照)
さて、我が畑はどうなってしまったのか…。もしかすると芋たちが流されてしまっているかもしれません(泣)。
特別警報も解除された9月10日。畑を恐る恐る見に行きますと…。なんと!芋が土から出てしまっているではありませんかっ!大量の雨水が流れ込んで、川のようになったのでしょう。畝(うね)が流されてしまいました。
でもご安心ください。畝は流されても、芋たちは無事でした。ビシッとしっかり根を張り、立派に耐えしのいでくれました。感動です〜。
換気の意味もあり◎
被害は少ないものの、まだまだ安心はできません。このまま芋が土から出た状態だと、直射日光が当たり、芋がダメになってしまいます。早速、土寄せの修復作業を開始です。これがまた腰が痛くなる重労働。でも芋たちのためにも、ここは頑張らねばっ!
そんな過酷な状況下、芋たちにはある変化がありました。通常、一つの芋からは一つの芽しか生えてこないのですが、この畑の芋たちは摩訶不思議。何個も芽が出て、成長しているんです。さすが珍奇な植物、こんにゃく芋。何が起こるか分かりません(笑)。おそらく、通常は芽が出ないはずの生子から芽が出て、成長してるのだろうと思われます。しかし、真相は未だ分かっておりません…。
9月の台風&大雨も乗り切った芋たち。いよいよ次回は収穫です。5月に植えてから約半年間、土の中で成長した芋たちとやっと再会できます(チラ見せはありましたが…)。感動?の再会にご期待くださーい!
■お見舞い■
2015年の台風18号の被害に遭われ、未だ元の生活を取り戻されてない方もいらっしゃると存じます。
こんにゃく じゃーなる編集部一同、心よりお見舞い申し上げます。