
[イケてる 蒟蒻 を探せ]
原料表示で、味わいをcheck!
ミートはブランド牛、野菜は生産者が明示されたもの…など、“おいしさの指標”を持って食材を選ぶ人は多いハズ。では、こんにゃくは??
普段、スーパーでなんとなーく購入しているこんにゃくの“イケてる”基準、考えてみました。
こんにゃくの仕上がりを決めるのは、原料・練り・成型&蒸しの3要素です。まずは、購入の際に判断しやすい“原料”からご紹介。
製品の一括表示に、ご注目を〜。
■check—1 主原料は、粉?生芋?
こんにゃくに表示されている、「原材料名」欄のひとつ目は、以下のいずれか。
[こんにゃく精粉(こんにゃく粉)]
メリットは、プチプライス!
こんにゃくの原料は、こんにゃく芋なわけですが、その芋を乾燥し、粉にしたのが、こんにゃく精粉。粉は保存&輸送が便利なので、市場のこんにゃくは、こちらを使ったものが大半です。
[こんにゃく芋(生芋)]
芋そのものの、おいしさ強し。
芋を蒸し、すりおろして製造。手がかかっているため、値段はちょっぴりプレミアム。店頭で見かける数としては、少なめです。
[精粉+芋]
いいとこどりのミックスバージョン。
なかには、こんにゃく精粉とこんにゃく生芋を使った製品もあります。こちらも、ややレア。
■check—2 凝固剤は、ナニ?
次にチェックしたいのは、灰汁(アク)・石灰水とも呼ばれる、凝固剤。こんにゃくを、固めるための原料です。どんなものがあるのかというと…。
[水酸化カルシウム]
メジャーど真ん中の凝固剤。
ほとんどが、コレ。あなたが日々食しているのもきっと、水酸化カルシウム使用のこんにゃくです。
[貝殻カルシウム(シェルライム)]
こんにゃく臭控えめなのが、特徴。
ホタテの貝殻からつくった、天然のカルシウムは、シェルライムとの名称で表示されていることも。ニオイが控えめになるので、刺身こんにゃくなどに使われることが多い凝固剤です。これを使っていたら、高級こんにゃくかも。
■check—おまけ 芋の産地は?
イエローのライン上に注目。
こんにゃく芋は、産地の明記が義務づけられているので、確認してみて。ほとんどが国産原料です。やっぱり、国産は安心!食感も◎です。
こんにゃくの原料表示は、キチンと見たことがない人も多いハズ。この機会に、チェックしてみてくださいね〜。もしかしたら、今までより、おいしいこんにゃくに出会える…かも、しれません!
もちろん、こんにゃくの“イケてる”指標は、原料だけにあらず。次回は、もうちょっとマニアックなポイントをクローズアップします。