[こんにゃく芋 栽培日記]
1ヶ月目:タケノコ状態 編
こんにゃく芋を栽培してみる、本連載。3回目は、植えつけから約1ヶ月の様子をお伝えします。植えつけが遅かったため、ときは7月初旬、梅雨まっただ中です。
親指の先サイズだった芽は、すくすくと伸び、タケノコ状態に。もっとも背丈が高いのは、黄色いプランターのもので、約18センチでした。
白いプランター内では、約10センチが最高。
ちなみに、タケノコ部分の柄(がら)は、こんにゃく芋の品種によって異なります。こちらの柄は、アカギオオダマ。昭和45年に育成され、現在も生産量の多くを占める、どメジャーな品種です。
アカギオオダマなどの品種が開発される以前、昭和30年頃までは、こんにゃく芋の栽培法が確立されておらず、カンに頼って育てられていたとか。
そのため、出来不出来は運まかせ。こんにゃく芋=“運玉”と呼ばれていたそうです。江戸時代には庶民でさえ食べていたこんにゃくなのに、意外でしょう?
品種改良は近年も熱心に行われており、平成17年には、ミヤママサリなる品種が登場しました。食卓からは見えないところで、研究者や農家のみなさまの汗と努力とドラマが繰り広げられているんですねぇ、きっと…(しみじみ)。
さて、ほかが順調に背丈を伸ばして行くなか、気になるのが、青いプランターの芽。ちょびーっと成長してはいますが、全然勢いがありません。ちょっと心配…。
第4回目では、今回の1週間後の様子からレポートします。ついに葉が登場…!そして、青プランターの運命やいかに!?乞うご期待〜。