[ご当地 美味 を訪ねて]
塩こんにゃく@伊豆大島
その土地ならではの、こんにゃく料理をレポートする“ご当地 美味を訪ねて”。今回は東京から一番近い島、伊豆大島へ行って参りました。
海と山からの新鮮な食材!
伊豆大島グルメと言えば、新鮮な海産物や特産物である明日葉が有名です。我らがこんにゃくが入り込む余地はなさそうですが…(汗)。
オフィスビル、ホテル、レストランなどの複合施設
竹芝客船ターミナル
期待と不安を胸に竹芝客船ターミナルからジェット船で伊豆大島へ向かいます。走行中は大きな揺れもなく、船酔いが心配な方でも安心してご乗船できます。
岡田港の波止場から
約2時間で岡田港に到着。さっそくターミナルで売られている“島島弁当”を探します。(注:元町港でも購入可)
さすが人気のお弁当
うっ…。なんと売り切れでした。人気で昼過ぎには売り切れてしまうそうです。一泊する予定なので、明日の再チャレンジを決意!
島はかなり急勾配な地形
伊豆大島を散策すると、かなり急勾配な地形である事に気付きます。それもそのはず、富士火山帯の海底火山活動によって成長してきた火山島だからです。急勾配で水捌けが良い土地なので、こんにゃく畑に向いてるのかな、と思っていた矢先。一番の天敵である台風が、良く通るのを思い出しました。こんにゃく畑に最適な条件が揃う土地は、なかなか無いものですね。伊豆大島産こんにゃく芋で、製品を作れる日を夢見ながら、明日に備えて就寝です。
翌朝、再び岡田港へ。今度こそ無事に買えました!船の形をしたパッケージがとても可愛いらしいです。“島”にかけて“しま模様”のデザイン。とてもシャレが効いてます。
メインは名物”べっこう寿司”
この艶やかな色合いが
食欲をそそります
さっそく波止場へ出て、いざ実食です!
実はこの“島島弁当”の付け合わせの“塩こんにゃく”が目当てで、はるばる伊豆大島まで来たのです。地元産の自然塩とシソで煮た“塩こんにゃく”。メインのべっこう寿司に引けを取らない存在感です!
名脇役に徹した“塩こんにゃく”
まずは”塩こんにゃく”を頂きます!ほんのりシソ風味で、歯応えはプリプリでバッチリ。
「ん?でも…。」
「あまり塩味が効いてないな。」
「何故だろう?」
「…そうか。寿司の合間の箸休めだからサッパリと薄味なのだ。」
寿司を一口食べ、次にもう一度こんにゃくをほおばると納得。寿司との絶妙なハーモニーを奏でます。べっこうのピリ辛濃厚な味と相性抜群でした♡べっこう寿司→塩こんにゃくの順で食べ、その連携を楽しむのがオススメです。伊豆大島にお越しの際は、是非ともご賞味あ〜れ。
都会から2時間。自然あふれる豊かな島。美しい風景。海と山からの豊富な食材。そして、何と言っても“塩こんにゃく”。伊豆大島はとても魅力的な島でした。
*2018年4月現在、”島島弁当”は竹芝客船ターミナル内『鼈甲鮨』でも購入できるそうです。