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[料理のプロ×こんにゃく]
蒟蒻in名店のスープカレー
プロにシャチョーくん特製こんにゃくを調理してもらう、シリーズがスタート!第1回目の取材は、2015年1月某日。スープカレーの名店に、ご協力いただきました!
今夜のおかずに迷っている読者のみなさまは、ソッコーでこんにゃくを買いに走って、本記事を参考にしてみてくださいね♪
東京の神田近辺は、
カレー激戦区!!
さて。伺ったのは、千代田区神田小川町。ランチでスープカレーを提供している「BAR&FOODS Eblack(エブラック)」です。
馴染みがない方のため、この街がどれだけカレーにアツいかを紹介しておきましょう。
小川町・神保町でカレーを提供しているのは、なんと約300店舗。千代田区には「神田カレー街活性化委員会」なるものが存在し、2010年から毎年「神田カレーグランプリ」が開催されているんです。
オープン18年(!)。
昼はスープカレーを提供、
夜はバーとして営業。
「Eblack」は、そんなカレー激アツ地区でスープカレーをはじめて、7年。
「神田カレーグランプリ」の常連店で、グルメ本や雑誌にも取り上げられたりと、スープカレーファンの間では、ちょっと名の知れた存在です。
今回はこんにゃく入りスープカレーをつくってもらうわけですが、我々がおジャマする以前にも、こんにゃくを具に使ったことがあるとか。
バーの名前の由来を尋ねると、
「E=エ〜・black=夜を、
という意味なんです」と森さん。
もしやマスターの森洋樹さんは、無類のこんにゃく好き?!ということで、お話をうかがうと…。
「スープカレーというと、北海道発祥のものを想像する方も多いと思いますが、うちのスープカレーはオリジナル。
お酒を飲んでいるときや二日酔いのときも、おいしく食べられるよう、スパイス強め。牛すじと・鶏ガラを煮込み、3日間かけてつくります。煮込み終えたら、肉から出た油分は捨ててしまうので、しつこさはなし。
さらに、一般的なスープカレーは素揚げにした野菜を入れますが、うちではふかした野菜を具にし、すっきりした味わいにしています。
数種類あるスープカレーのなかでも人気なのが、牛すじ入り。牛すじの煮込みには、こんにゃくが入っているでしょう?それで、スープカレーにも、こんにゃくも入れてみようと思ったんです」
小麦粉もほとんど使っておらず、
脂質に加え、糖質も控えめ。
ヘルシー♥
森さんによれば、こんにゃくを具にすることで、こんなメリットもあるとか…。
「『牛すじスープカレー』の具に牛すじを増やすと、どうしても油分が増してしまう。でも、かわりにこんにゃくを入れれば、食感の楽しみをつくりつつ、オイリーさはおさえることができます」
スパイスは、ローストして使用。
だから、スープカレーはblack!
深みのある辛さ。
話を聞くほどに食べたくなってくる「牛すじとこんにゃくのスープカレー」。いよいよ実食タイムです。
ちなみに、常連さんのお気に入りは、スープカレー+「グレンモーレンジ オリジナル」のハイボールの組み合わせとか。フルーティでさわやかなウィスキーの香りが、スープカレーの旨みを引き立ててくれます。
こんにゃくは、サイコロ状。
食べ応え◎。
具のこんにゃくを食べてみると、スープカレーがしっかり染み込んでいました。濃い目の味に、フルーツやトマトの隠し味がたっぷり入っていて、オイシ〜イ♥
シャチョーくんが手間ひまかけてつくったこんにゃくは、味染みのみならず、歯ごたえ&味わいも抜群。森さんも、「こんにゃくの旨みがしっかりあるので、スープカレーと両方の味が楽しめますよ」と太鼓判を押してくれました。
でも、ドロリとした普通のカレーだったなら、ここまで味が染みなかったかも…。みなさま、カレーにこんにゃくをインするときには、とろみが少なくパンチの効いたルーを選んでみては、いかがでしょうか?
ぜひ「Eblack」も訪れて、こんにゃく×カレー味のベストなハーモニーを探求してみてください!
BAR&FOODS Eblack
東京都千代田区神田小川町3-11 ダイワビルB1
TEL:03-3294-5671
〈Service〉
「『こんにゃく じゃーなる』を見ました」で、「牛すじスープカレー(※)」がこんにゃく入りにバージョンアップ!
もちろんこんにゃくは、シャチョーくんのお手製です。
※ランチタイムは980円、バータイムは1080円(夜はチャージ300円・ともに税込)
24席ある広々空間ながらも、
隠れ家的雰囲気が魅力。
森さ〜ん、ごちそうさまでした!!