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こんにゃく じゃーなる

[ぷる×2系 パワスポ]

蒟蒻で祈祷!京都のフシギ寺

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こんにゃく関連のパワースポットを巡る、本シリーズ。今回は関東を飛び出し、京都を訪ねました。

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目的地は、「八坂庚申堂(こうしんどう)」こと、「大黒山金剛寺庚申堂」です。八坂ノ塔を目指し、八坂通を登っていくと、赤い門構えの寺院が見えてきます。

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庚申堂と名づけられた寺は、東京・神奈川などにもありますが、ココが最古の庚申堂。でも「庚申」って、そもそもナニ?ということで、調べてみました。

 

「庚申」とは、「庚(かのえ)の申(さる)」の日のこと。その前夜に人間の内に住む三尺の虫が、寿命を司る天帝に、悪行を報告しにゆくといわれていたとか。しかし、三尺の虫が身体を抜け出られるのは、人間が眠っている間だけ。

 

人々は、悪いことをした罰で寿命を縮められないようにと、庚申日は寝ずに夜を明かすようになったそうです。またこの日、一晩中徹夜で念じ続ければ、いかなる願いも叶うという伝承も。

 

で、ナニがこんにゃくと関係があるのかというと…。

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「コンニャク祈祷」なるものを受けることができるんです。

 

これは、「こんにゃく封じ秘法」とも呼ばれ、開祖である浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)がはじめた祈祷方法。こんにゃくに、病気や願い事を封じ込めるのだそうです。

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方法は、黄色の人型(ひとがた)に名前や願い・病名などを記し、こんにゃくに張り付け、祈る…らしいです。同寺の記載によれば、「当山独特の祈祷法は、霊験あらたかな秘法」とか!

 

では早速…と思ったところ、なんとこのときは、僧侶が不在(涙)。郵送でも受け付けてくれるとのことなので、後日、お願いすることにしました。

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ちなみに、庚申の日には、「こんにゃく炊き」が行われています。猿の形に抜いた小さなこんにゃくを3個いただいたら、北を向いて無言で食べるのがルール。すると、無病息災を願えるといわれているんです。

 

ナゼこんなにも、こんにゃくにこだわる(?)のかというと、浄蔵貴所が、庚申さん(と呼ばれる神さま)の霊示を受けたからとか。神さまが「こんにゃくで祈祷を」と伝えたのでしょうか。詳しいことはわかりませんが、とりあえず、すごいゾこんにゃく♥

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同寺で注目すべきは、こんにゃくだけではありません。まず本堂に、「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿。

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本堂の手前にも。シャチョーくんのこんにゃく工場がある日光も、三猿で有名。チョット、運命感じマス///2014-06-07 11.40.13

そして、最も特徴的なのが、「くくり猿」。

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鈴なりになったカラフルな袋をよーく見ると、中央に白い玉があります。これが猿の頭で、それを包み込むように伸びているのが、猿の手足。両手足をくくられてるから、「くくり猿」というワケです。

 

庚申さんによってくくりつけられた猿は、自分ではコントロールしきれない心の象徴だそう。絵馬的に「くくり猿」に願いを記し、庚申さんに戒めてもらえば、きっと叶うハズ…!

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シャチョーくん、身体のために、お酒ひかえめにね〜。

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我慢じゃ!