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[こんにゃくWord 学習帳]
蒟蒻×馬=グンマー!!
2014年も残りわずか…ということで、午年にちなみ、こんにゃく×馬のことわざをピックアップ。後半は脱線して、こんにゃく芋生産地のマメ知識をお話ししちゃいます。
まさか、こんにゃくを鞍にする?
今回のワードは、「こんにゃくを馬につけたよう」。みなさん聞いたことありますか?数あることわざのなかで、一段と地味なことわざでゴザイマス。
どんな意味かというと…
ぱかぱか走る馬に、ぷるぷるのこんにゃくをつける
↓
揺れ動き、不安定
↓
「安定しないこと」の例え
とか。
なにソレ…。「全然安定しない」っていえば、充分じゃん!という感じですね、ハイ。
実際のところはわかりませんが、この言葉は、江戸時代に生まれたのでしょうか?だとすると、当時、こんにゃくのぷるぷる感がいかに珍しかったか、こんにゃくという食品がいかにトレンディーであったか…の表れかも??(※本連載前回 参照)
2012年都道府県の魅力度ランキング
全国 最下位!
まぁ、推測は置いといて、話をこんにゃくと馬に戻します。こんにゃくと関わりの深い馬といえば、群馬県が生んだキャラクター「ぐんまちゃん」!
2014年の「ゆるキャラ®グランプリ」では、みごとグランプリを受賞。プロフィールによれば、魚座で7歳のポニーなんだそうです。
県南西部の「下仁田こんにゃく」は、
特産品のひとつ。
そんな「ぐんまちゃん」の住まう群馬県は、こんにゃく芋の生産が盛んなことで有名。1955年以来、生産量トップを独走中だそうです。
国内のこんにゃく芋栽培面積が4,070ヘクタールのうち、3,410ヘクタールは、なんと群馬県。ちなみに、東京は1ヘクタールです。
生産量も全国が67,000トンであるうち、群馬県は61,700トン。2位の茨城県は、2,010トン。断トツ、ぶっちぎりの首位なのです。(※)
馬につければ不安定。
でも、みんなで食べれば、きっと…。
県の面積順位は21位だというのに、おそるべしグンマー…。そんな群馬県に敬意を表し、ここで新たなことわざを発案したいと思います!
「同じ県のこんにゃくを食う」。
「同じ釜の飯を食う」(意味:生活をともにした親しい間柄のこと)に便乗してみました。誰もが日々、群馬県のこんにゃくを食べている…。つまり、日本国民みな、こんにゃくのアツい絆で結ばれているのです!!
といったところで、今回の連載はお開きでーす♪
※『平成25年産こんにゃくいもの栽培・収穫面積及び収穫量(主産県)』(平成26年2月 農林水産省統計部)による