[ゆるぷる都市伝説]
狸が化けて蒟蒻に!?
やってきました2020年。皆さま、本年もヨロシクおねがいシマース! さて、今回のテーマは「たぬき汁」です。
実はこれ、とってもヘルシなメニュー。お正月あけのダイエットや冬の野菜不足にお役立てくださいネ♪
たぬき汁=その名の通りたぬきの肉が入った汁ものだったのは、大昔のこと。現在のたぬき汁は、“こんにゃく入りの汁もの”を指します。
たぬきがこんにゃくに化けた……ワケではなく、僧侶たちが精進料理として、肉の代わりにこんにゃくを入れたことが起源です。
いつからたぬき肉がこんにゃくになったのかはわかりませんが、時代小説『鬼平犯科帳』には、こんにゃくバージョンのたぬき汁が登場しているので、江戸時代には食されていた模様。
現在でも、学校給食に出る地域が多々あるようです。各地域の給食関連サイトなど(例えばこことか)を検索してみると、レシピはだいたいこんな感じ。
【具材】
こんにゃくはマスト! ほかに、長ねぎ、たまねき、にんじん、ちんげん菜、えのき、ごぼう、大根、さといも、さつま揚げ、油揚げ などからお好みで。
【調理方法】
汁を作って、直接そこに具を入れることもあれば、こんにゃくなど具材をごま油などで炒めてから入れることも。
【味付け】
酒、塩、しょうゆ、みりん、かつおぶし、しょうが(しぼり汁やおろしたもの) などから複数使用。レアではあるものの片栗粉でとろみを付けた給食メニューも存在。
具も味付けも、かなりバラバラですね。共通点は、肉・魚ナシで野菜たっぷりであること! 肉がない分、油揚げ・さつま揚げを入れるとイイ感じに旨味が出ますよ。
大量に作る給食はこんにゃくを包丁で切っているようですが、肉のような食べ応えが欲しいなら手でちぎるのが◎です。ゴロっとボリューミーな形になると同時に、断面がデコボコになり味染みがアップ。
煮込む前には、こんにゃくをごま油でしっかりと炒めてみて。食感と旨味が増します。
そして、使うこんにゃくは“バタ練り”のものがオススメ! バタ練りこんにゃくの選び方はコチラを参考にして☆
ロータリー式の練り機で作ったこんにゃくは、サクサク軽〜い食感。一方、バタ練りこんにゃくはグニグニ食感。肉の代用と考えると、食べ応えのあるバタ練りこんにゃくが良さそうですヨネ。
デビュー1年目の超自信作『神々の蒟蒻』は、もちろんバタ練りのこんにゃくです。こんにゃく粉だって超ハイレベルなものを使用。
皆さん、今年もおいしいこんにゃく、たんと召し上がれ〜❤︎