[ご当地 美味 を訪ねて]
たこ焼の起源に蒟蒻?!@大阪
シリーズ第1回では、すじこん入りのお好み焼きを紹介しましたが、今回も、訪れたのは大阪!
再び、やってきました♥
関西の粉もの、二大巨頭といえば、お好み焼&たこ焼き。今回は、みなさんお察しの通り、たこ焼きをクローズアップいたします。
たこ焼きのルーツに、
こんにゃくアリ?!
足を運んだのは、たこ焼き発祥店を自負し、マンガ『美味しんぼ』にも登場した老舗です。
そもそもみなさん、たこ焼きの起源って知ってます?発祥には諸説あるものの、一説によれば、現在は丸いたこ焼きの原型は、長方形の“ラジオ焼き(ラジューム焼)”。具には、こんにゃく、天かす、ネギなどが入っていたそうです。子どものおやつとして、明治から大正頃に、屋台で売られていたとか。
なぜラジオかというと、長方形の形がラジオっぽかったのでしょう。当時はラジオが超ハイカラなものだったというのも、理由みたいです。
それを大人も満足できる味に進化させたのが、この店の創業者。昭和8年に、牛肉やこんにゃくを入れて、独自のラジオ焼きを売り出したそうです。それが進化して、大阪名物・たこ焼きが生まれたんだって。
今も店では、ラジオ焼きを食べることができちゃいます。ベーシックなラジオ焼もありましたが、せっかくなので、お取り寄せメニューにはナシ、店でしか食べられない、玉子入りデラックスバージョン「ラジ玉焼き」を注文♪
衣にダシがきいているので、ソースなしで食べるのが流儀です。中には、牛すじとともにこんにゃくが入っていました。玉子の味が、マイルドさとフワフワ食感を生み出しています。しかもダシのおかげで、冷めても美味!!
控えめな外見とは裏腹に、コレはなかなかのグルメかも…?ということで、帰宅後、改めてお取り寄せしてみました。
店ではラジ玉を食べたので、ネット通販では、通常版のラジオ焼きをポチっとな。解凍して、いざ実食!
具にはもちろん、こんにゃく。
玉子入り以上に牛すじのコクが際立っていて、ビールが欲しくなりますネェ…。
たこと牛肉、ソースとダシでは全く風味が異なるので、たこ焼きとはもはや別もの。ジャンクなイメージのたこ焼きに比べ、かなり大人でエレガントな味わいでゴザイマス。
一方、たこ入り&ソース味のたこ焼きにも、関西では、こんにゃく入りのものが存在します。別店舗からお取り寄せしたのが、コチラ。
食べるだけだと、こんにゃく入りとは気づかない。でも、歯ごたえ・ボリューム感◎なのは、きっと、こんにゃくのおかげ…!こんにゃくってば、名脇役!!いい仕事してます。
う〜ん。今回も、こんにゃくin大阪モノは美味でした。しかし、あくまで、ラジオ焼き・たこ焼きでのこんにゃくは脇役。「こんにゃく じゃーなる」でいつの日か、こんにゃくが主役の粉ものを開発したい…っ。
新たな夢を胸に、本日のご当地シリーズは終了で〜す☆