
[こんにゃく芋 栽培日記]
芋から蒟蒻・リベンジ編
前回、収穫芋でこんにゃくづくりを試みたところ、なぜかこんにゃくが固まらず、悲しい結末に。今回は、そのリベンジ!じゃーなるスタッフが、お取り寄せした芋でこんにゃくづくりに挑みます。
芋からこんにゃくをつくる手順は、さまざまにあるようですが、前回と同様に行います。上は、皮をむき水を加えて、ミキサーにかけた状態。前回よりも、もったり感が強い…!これは、固まりそうな予感です♪
火をつけると、もったり感がどんどん強力に。プラスチック製のお玉の柄が、しなるほどです。
かき混ぜている腕が疲れるので、チョット放っておいたら、「ブホッ!ブホッ!ブワッ!」と、地獄の沼のような音が聞こえてきました(地獄、行ったことないけど、多分こんにゃくづくりが盛んな所デス)。焦げないよう、こまめにマゼマゼ…が大切です。
そして20分ほど熱し、ドロドロがややクリアな色になったところで、凝固剤である石灰水(水酸化カルシウムを湯で溶いたもの)をイン。全体に行き渡らせるためにかき混ぜると、あっという間にプリプリと固まり出したではありませんか…!焦って、成型用の容器に流し込みます。
ん?これは酒粕…ではありません 。ドロドロの固まった姿です(汗)。
本来なら、流動性のあるうちに容器に流し終え、手で表面を整えて成型するんです。でも今回は、そんな間もなく固まってしまいました。
仕方ないので、凸凹の表面を削ぎ落とし、サイコロ型に切りそろえたのが、こちら。
これを30分ほどゆでてアク抜きすると、お手製こんにゃくの完成です。おそるおそる食べてみると、味も触感も、ちゃーんとこんにゃく。しかし、ところどころに白く苦い塊が…。うーん、マズい(泣)!
こんにゃくのスペシャリスト・シャチョーくんに失敗の原因を尋ねてみると、「水酸化カルシウムの量が、多過ぎたのかも…。容器に移す前に、混ぜ過ぎちゃった可能性も」とか。
嗚呼、思った以上に難かしいデス、こんにゃくづくり。時間はかかるわ、腕は筋肉痛になりそうだわ、固まらなかったり、固まり過ぎたり…。
2回の失敗を経て気づいたのは、こんなに労力をかけてつくられたものが、コインで買えるなんてスゴイことかも…というコト。そう、みなさん!こんにゃくは、買うに限ります。買いましょう!!
こんな日も、あったよね…。
というわけで、以上をもって、2014年からスタートした「こんにゃく芋 栽培日記」「栽培日記Z」は終了です。ご愛読、ありがとうございました♥
芋の栽培は今後も、シャチョーくんが畑で「栽培日記 Season2」としてチャレンジし続けます。もちろん、収穫後には、こんにゃくづくりも計画中。引き続き、よろしくお願いイタシマス♪