
[シャチョーくん 通信]
プロの裏技!蒟蒻の保存法
買ったこんにゃく、1度の調理で使い切らなかった……なーんて経験、ありません? そんなときに役立つ、「使いかけこんにゃくを長持ちさせる」裏技をご紹介します♪
上の画像の保存方法、どこがNGかわかりますか?
答えは、空のタッパーに、そのままこんにゃくを入れていること! こんにゃくは水分の多い食品。なので、このままでは乾燥してしまう&悪くなりやすくなってしまうんです。
使いかけこんにゃくを保存するなら、「こんにゃくのパッケージ袋に入っていた水分」に浸して保存するのがベスト!
では水道水でもOKかというと、やはりパッケージ内の水分の方が◎。なぜならあの水は、こんにゃくのpHと同じ強アルカリ性なんです。
ここでpHについて、ざっくり復習しておきましょう。
・pH7が中性で、それよりpHの数値が小さいと酸性、大きいとアルカリ性
・pHの数値が大きいほど強いアルカリ性、小さいほど強い酸性
です。
食品の場合、酸性・アルカリ性が強いほど、保存が効きます。
例えば、酢はpH2程度の酸性。酢漬けにすると食品が長持ちするのは、酢がバッチリ酸性だからなんですね。肉も酸性の食品ですが、pH5程度と中途ハンパなpH値。そのため、腐敗しやすいというわけ。
で、肝心のこんにゃくのpHは、だいたいpH12。これは、アルカリ性食品の中でもレアなほどの高さです。
もちろん日持ちがよく、シャチョーくんの工場の場合、こんにゃくの賞味期限は製造から100日となっています。
パッケージ内の水分も、こんにゃく同等のpH12で強アルカリ性。なので、この液体に浸すことで長持ちさせられるんです。
ちなみに、こんにゃくには「パッケージ内にたっぷり水分の入ったもの」「入ってないもの」の両方があります。購入時は「パッケージ内にたっぷり液体の入ったもの」を選ぶのが、シャチョーくんのオススメです!
理由は、保存に便利だからってだけではありません。下記のリンクも、読んでみてください♡
■過去記事:おいしさの面でも「袋に水分入り」がgood
保存時のポイントは、水分にこんにゃく全体が浸かるようにすること!
大きな容器に移すと水分に浸かり切らなくなってしまうので、パッケージ袋をそのまま使って保管するととっても便利♪
画像のように口を閉じ、容器などに立てかけて保管してみてください。冷蔵庫に入れておけば、目安として1週間程度は保存可能ですよー。
悪くなったかどうかの判断は、形が崩れていないか・ドロドロになっていないかが、一番わかりやすい目安です。実はこんにゃく、古くなるほどに元の弾力が失われていきます。こんにゃくにも鮮度がある……わけなんです。
開封直後の弾力◎のうちに食べるのがベストですが、残ってしまった開封済みこんにゃくは、こんな風に保管してくださいね。
ちなみに未開封の場合は絶対に冷蔵庫で保管すべきかというと、そうではありません。
冷蔵庫内は温度管理が行き届いているので、もちろん安心。ですが、年末年始は買い置き食材で冷蔵庫が密になりがちですもんね……。
冷蔵庫が満杯なら、凍ってしまうような温度&暖房の聞いた部屋を避け、直射日光が当たらない場所で保管。そして、念のため早めに使いましょう!
■ オマケ:「こんにゃく=アルカリ性」の秘密 ■
こんにゃくのほかにアルカリ性食品とされているのは、きゅうり・なす・キャベツ等さまざまな「野菜類」、しいたけ・しめじ・まつたけ等の「きのこ類」、りんご・柿・バナナ等のくだもの類、昆布・わかめ等の「海藻類」など。
なかでもpHが高いのは、わかめ・ひじき・ほうれん草等で、いずれもpH10程度。pH11以上あるアルカリ性食品は少なく、こんにゃくのpH12はアルカリ性食品の中でもズバ抜けています。
この秘密は、こんにゃくを固めるときに用いる水酸化カルシウムにアリ! 水酸化カルシウムはpH12以上の強アルカリ性なんです。
パッケージ内の液体も、水酸化カルシウムを水に溶かしたもの。よって、こんにゃくと同じレベルのpHとなっているですよー。
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