目次
目次

こんにゃく じゃーなる

[シャチョーくん 通信]

おでんの歴史 小ネタ8選_②

「こんにゃく じゃーなる」8周年を記念し、「おでんの歴史 小ネタ8選」をお送りしております。前編❶〜❹と合わせてお楽しみください♪

 

❺関東大震災で、関東のおでん文化が進化

 

大正時代になると「改良おでん」が関西に伝わり、「関東炊き」「関東煮」として進化。大正12年の関東大震災時には関東炊きが関西から関東に逆輸入され、それまで関西でしかみられなかった具材や薄い味付けが関東にも広がっていきました。

 

現代でも関西の関東炊きと関東のおでんには違いがあり、関東炊きは画像のような牛すじ、鯨肉のさえずりなど関東ではレアな具材が使われています。

 

ちなみに明治・大正時代には、多くの「おでん茶屋」や専門店が創業しています。先述の「呑喜」は2016年に閉店しましたが、浅草の「浅草おでん大多福」や麻布十番の「福島屋」のように今も続く名店も。

 

激動の明治・大正は、おでんの歴史も大きく動いた時代と言えそうです。そうそう、シャチョーくんが5代目を務める北野谷商店も、大正7年創業です♪

 

❻ご当地おでんナンバー1は「金沢おでん」

 

昭和に入り、屋台、駄菓子屋、居酒屋……と各所で提供され、子どもから大人までに愛される料理となったおでん。

 

各地に“ご当地おでん”や地方ならではの薬味があることからも、いかに深く愛されてきたかがわかります❤︎ そこで気になるのが、人気ナンバー1のご当地おでんですよね。

 

調べてみると、都道府県で「おでん店が最も多い」「おでんの消費量が最も多い」のは、石川県との噂が! ご当地おでんとしては「金沢おでん」と称されているようですが、金沢市だけでなく県内全域で1年中食べられているようです。

 

金沢おでんの出汁は、基本的には塩ベース。そして、カニ面(蟹味噌を甲羅に詰めたもの)やバイ貝などの海の幸、金沢春菊や源助大根などの野菜と、地元産の具材が使われています。ほかにも、車麩、ふかし、赤巻、れんこん団子と、他地域では馴染みのない具材が使われているので、調べてみてください♪

 

❼コンビニおでん、海外でもブームに!

 

1980年代に広まったコンビニエンスストアも、おでんの国民食化に大貢献していますよね。コンビニおでん、実はすでに海外にも進出しているってご存知でしたか?

 

90年代後半には、ローソンが中国人の好みを考えて試行錯誤した結果、上海でおでんブームが到来。すべての具材を串に刺すことで、食べ歩きに適したスナックとしての地位をゲットしたそうです。

 

コンビニおでんはタイや台湾などでも売られており、とくにインドネシアでは人気商品となっているとか。タイは豚肉ロールキャベツやチーズ入り魚豆腐、インドネシアは韓国風さつま揚げと、国によってユニークな具材もあるようです。

 

無論、おでん人気はコンビニだけにとどまりません。とくに古くからファンを獲得した韓国、台湾では都市部に専門店まで。画像は台湾のおでん屋台です。

 

❽令和のトレンドは“3日目おでん”?!

 

コンビニおでんを売り出す各社はこんにゃくに切り込みを入れることで、味染みを高めようと工夫していますよね。実はこんにゃく屋目線でおでんを語ると、おでんは“こんにゃくの質”がわかりやすい料理なんです。

 

試しに、調理後数日寝かせて食べてみてください。味染み&食感ともに◎の優秀こんにゃくは、数日寝かせることでよりいっそう味が染み込み“絶品おでん”に! 逆にそれほどでもないこんにゃくは、時間をかけても味が染み込みづらく、数日後でも美味しくならないんです、。

北野谷商店のこんにゃくでおでんを作るなら、特等こんにゃく粉を贅沢につかった『神々の蒟蒻』がイチオシ。

 

バタ練り製法のおかげでこんにゃくが多くの気泡を含んでおり、味がしっかり染み込むんです。さらに、ぐにぐに&もちもちっとした歯応えも魅力❤︎ 大量生産品にありがちなサクサクと歯切れていく食感との違い、一度食べれば納得できるはずです。

 

シャチョーくんは5日目のおでんこんにゃくが大好きだったりします♪ 5日は待てないという方は、3日目あたりで食してみては? 『神々の蒟蒻』でおでんを作り、3日間じっくり寝かせて、その美味しさに感動してみてくださいね。

 

ここ数年、コンビニからおでん鍋が消え、おうちディナーが定番化しています。そんな令和の今こそ、“二日目のカレー”ならぬ“3日目おでんこんにゃく”がトレンドに……なるかも?!

ご購入はコチラ★

 

※❶〜❼記載の史実等に関しては諸説あります。