
[こんにゃく芋 栽培日記]
8月末:蒟蒻の大敵とは?編
「こんにゃく芋の栽培記録をつづる連載なのに、ナゼ不吉なワード?!」と思った読者のみなさん、こんにちは。今回はチョット悲しいお知らせが…。
事件が起きたのは、8月下旬。台風が過ぎ去った、ある朝のことです。いつもの通り、こんにゃく芋どもの成長ぶりを確認するため、ベランダへ出てみると…。
ああああぁぁぁぁ〜!!折れてるぅぅぅ!!!!
あまりの衝撃なので、もう1回…。
ああああぁぁぁぁ〜!!折れてるぅぅぅ!!!!
前々回、花芽のための実験台に抜擢され、前回は生命力を失いかけていた、黄色いプランター。彼がついに、絶命してしまいました(哀)。
実は、台風はこんにゃく芋の大敵。プロが栽培する畑でも、夏の終わりの台風によって、バシバシなぎ倒されてしまうことがあるとか。シャチョーくんによれば、「影響が大きかった年は、ウチの原料となるこんにゃく芋が、例年の倍以上に値上がりすることもあるんです(泣)」だそうです。
折れた茎(のような葉の一部)を、観察しやすいようにハサミでカットすると、こーんな風になっていました。外見は木の幹のようにも見える部分ですが、なかは水分多め、やわらかめの質感なんです。
掘り起こした芋は、こんな状態。全然育たずダメになった青いプランターの芋が、大きいままだったのに対し、こちらはシワシワ。成長のために養分を使い、しぼんだことがわかります。
折れてしまったけれど、最後まで、こんにゃく芋のさまざまな生態を教えてくれた黄色いプランター…。ありがとう(涙)!
残る希望は、白いプランターただひとつです。無事でいてくれることを、祈るばかり。
そして次回は、いよいよ秋の収穫。どんな芋がゲットできるのか?震えて待つべし!!